2002年 菊屋の蚊帳が こんな風にも ご活用いただけました。

主催 : 昭和女子大学 杉浦久子 研究室
協賛=有限会社菊屋
2002年夏、千葉県おゆみ野、ちはら台、あすみが丘、季美の森の4つの地域を舞台とした
コミュニティの祭典である「菜の花里美発見展」が 8月1日〜9月4日に開催されています。

ここでは関東圏の29大学・32ゼミの学生、建築家、芸術家、また様々な知識人が
地域の人達と共に街に新しい力を生み出しています。

★この企画が SDレビュー2002 ベスト15に入選

遊歩道に 突如 「蚊帳のウチ」 が突如出現

そんなアカデミックな展示会にまちづくりをテーマにした昭和女子大学
生活環境学科の杉浦久子研究室のみなさんは「蚊帳のウチ」と称して
菊屋の蚊帳(純麻生成り蚊帳)19張りを並木の下に吊ってくれました。


「蚊 帳 の ウ チ」 の 蚊 帳 の 中 の 風 景
それぞれの「蚊帳のウチ」にはテーマがつけられています。
宿題をやっている「蚊帳のウチ」、  アイマスクでお昼寝のネル「蚊帳のウチ」、
ネイルというマニキュアをしている「蚊帳のウチ」、マージャンをしている「蚊帳のウチ」、
気功をしている「蚊帳のウチ」 くつろいでいる「蚊帳のウチ」・・・等々、


ずら〜っと、おゆみ野の夏の遊歩道に突如、生成り色の「蚊帳のウチ」が吊られています。

それぞれの「蚊帳のウチ」の中は、普段は外に見えない各家の個別性や
日常生活シーンがパブリックな場所で展開されてることにより、簡単に
覗くことが出来ます。

蚊帳の中・・・・本来はしっかりとしたバリアが張られ、外敵である蚊から身を守ることは
もちろん、その中に漂う和なる安心感を満喫したものですがパブリックな場所に吊られることに
より親しみとコミュニケーションを誘発させていくようであります。

それぞれの蚊帳の中には地域のウチの人やものがセットされ、ここに来た人は偶然手にしたものによって
「蚊帳のウチ」の生活者になっていくようです。住民、来場者、企画側のコラボレーションにより、既存の空間の中に
新たな経験が生まれていくのが蚊帳の中で発見されましょう。


昭和女子大学生活環境学科の杉浦久子先生はフランス政府公認建築家でもあられます。
先生は蚊帳のウチプロジェクトのパンフレットの中で、

「パブリックスペースはみんなの場所であり、その街のイメージを決定する大きな要因になります。」
「スクラップアンドビルドの時代から既にあるストックを見直していく時代へと変貌していく中で建築物(モノ)の
デザインのみならず既存スペースの利用方法をユーザーの視点から考えることも建築的命題だ」
と述べられています。


あるものを活かして使う、虫を殺さずに身を守る、蚊帳は平和な心の象徴だ
元、薬師寺管主・故高田 好胤氏はお話くださいましたが、人と地域にやさしい蚊帳の心を「蚊帳のウチ」で
人々にお伝えいただけてうれしく思います。

どうぞ、「蚊帳のウチ」を覗いてください

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菜の花里見発見展 蚊帳のウチ
場所 :おゆみ野夏の道 のりくら公園付近
    JR外房線 鎌取駅下車 徒歩7分
展示日:8月3日(土) 8月24日(土) 8月31日(土) 9月8日(日)
    いずれも 15:00 〜 18:00 <雨天中止>

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2002年8月3日(土)

マーケティングでお世話になっている
静岡産業大学経営学部教授
鈴木正也先生と菜の花里見発見展
「蚊帳のウチ」を見学に行ってきました。

暑い夏の一日、麻の蚊帳の中は
涼感が漂っていました。



★この企画が SDレビュー2002 第21回建築・環境インテリアのドローイングと
模型の入選作品として 東京の代官山と大阪芸術大学で展示されました。

[東京展] 会期:2002年9月18日(水)〜9月29日(日)
[大阪展] 会期:2002年10月3日(木)〜10月15日(火)

どうぞ