「ももとせ便り」は「百歳(ももとせ)」。 百なども多く年月が重なることをいいます。 発行している 神宮館さんが平成二十年に創業百周年を迎えられて発行されたものです。 春・夏・秋・冬号と年間4回発行されています。 平成22年夏号 皐月(さつき) 水無月(みなづき) 文月(ふみづき)と 昔から、蚊帳を吊ったこの季節に菊屋の蚊帳を掲載してくださいました。 ありがとうございました。
日本の縁起物としての蚊帳 蚊帳は、蚊などの虫を防ぎ、暑い夏を涼しく過ごし、安眠できるように作られた物です。 蚊帳の始まりは奈良時代です。 中国から蚊帳を作る方法が伝わり、絹や木綿を使った白い「奈良蚊帳」が作られ、室町時代には、蚊帳の売れ行きが良いことに目をつけた近江商人が素材を麻に替えて売り出しました。
もともと麻は、日本人にはなじみ深い素材です。縄文時代から縄に利用され、その後は衣類や神事にも使用されるなど、神聖な物としても扱われました。
かつては雷が鳴ると「蚊帳の中に入りなさい」と言われましたが、これは蚊帳が麻で出来ていたからです。近年、麻に電磁波・紫外線・放射線を中和する効果があることが判りましたが、皆の人は麻の蚊帳に魔除けや雷除けの意味合いも持っていたのでしょう。