静岡新聞 平成18年2月8日蚊帳の魅力豊かに演出 浜松で展示会
 
重ねて 光って

磐田市元宮町の蚊帳染色デザイナー浜田綾子さんが7日、浜松市二俣町の秋野不矩美術館で作品展を開催した。“光る絵の具”や“重層画”など、個性豊かなタペストリーを展示している。12日まで。

 浜田さんは以前、着物柄の手描き職人として活躍していた。子育てで制作を中断していたが、蚊帳に出合って活動を再開した。主に花鳥風月をテーマにし、樹脂絵の具を使って編み目の大きい蚊帳生地に描き込んでいる。

 蓄光する絵の具で描いた「蛍」や「かぐや姫」などは会場を暗くすると、幻想的な光の世界が浮かび上がる。生地を重ね、池の中のコイや森に憩う動植物を表現した作品も目を引く。

 浜田さんは「生地を重ねることで奥行きが出て、見る角度によって変化も出る。蚊帳の魅力を感じ取ってほしい」と呼び掛けている。

 今回展では書道の大橋恵子さん(磐田市豊田)、絵手紙の神谷恭子さん(浜松市二俣町)、トールペインティングの加藤照美さん(同)の作品も合わせて展示している。11日午後2時と3時には会場で東京在住のダンサー宮崎祐子さんの創作ダンスも披露される。

 開場は午前9時半から午後5時まで、最終日は午後4時半まで。問い合わせは秋野不矩美術館[電0539(22)0315]へ。

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